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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

七騎落さらにつづき

シテは岡崎に船から下りるようにと言います。しかし岡崎は自分が一番歳をとっているので役に立たないから下りろというのだろうが、そういうことでは下りないと言い募ります。
実平は、岡崎が艫板に座っているので陸に近いからと声をかけたのだと弁解しますが、岡崎はさらに自分の子、佐那田余一義忠が前日討たれたことから、子を乗せている実平に遠平を下ろすべきと主張します。実平はこれを受けて、遠平に船を下りるようにと言いますが、遠平は拒みます。下りろ、下りないの言い合いから、実平は遠平に立ち寄り、座して刀に手をかけます。
これを岡崎が止め、実平は自らが舟を下りると言い出します。

すると子方遠平が立ち上がり、常座まで進んだシテに声をかけ自分が船を下りると言い出します。シテ実平は遠平のもとに戻り「げにげに今こそ某が子にて候へ」と言いつつ、子方を伴い、橋掛り二ノ松まで行くと辺りを見廻し「尋常に討死せよ 名残こそ惜しけれ」と言い置いて、舞台に戻り、岡崎の隣、遠平が座していたところに着座します。

子方は二ノ松で謡い出し、地謡が続けて遠平と実平の別れに皆涙を流したと謡います。
ロンギで子方、地謡が掛け合い、地謡が「実平はひたすらに 弱気を見えじとて・・・」と謡い続けると子方が退場。「敵大勢見えたりすはや遠平は討たるるとて」の謡に、一同は幕方、遠平の去った方を見ますが、実平のみは正面を向いたままです。
シテは一同が遠平を眼で追うのを止めると、二度ほど目付柱の方に顔を向けては直し、遠平を思う態。「別れぞ哀れなりける」と地謡がおさめ、シテは正面に直してやや面を伏せて物思う形です。

ここでアシライが奏されて、アイが舟を持ち出して一ノ松に置きます。自らは舟の後部に乗って漕ぐ形。ワキが出て舟の中央部に乗り一セイを謡います。ワキの装束は白大口に法被、左手には弓、右手には矢を持ち、梨子打烏帽子に白鉢巻の姿です。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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