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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

藍染川のつづき

舞台にはまず出し置きの形で、ワキツレの原さん扮する左近尉が登場し地謡前に腰を下ろします。段熨斗目に素袍上下で、宿の主人という設定です。左近尉が着座すると次第が奏されてシテ、子方の出となります。

縫箔に稚児袴姿の子方が先に立ち一ノ松辺りまで進みます。後から出たシテは箔を腰巻にして水衣の姿で三ノ松あたりに立ち子方と向き合い次第を謡います。地取りで正面を向いたシテは一条今出川に住む女と謡い出します。
筑紫の人と契ったものの男は国に帰ってしまった。子の為に父を尋ねて筑紫へと遠旅に出た様子を謡い、さらに道行の態となって、長門から香椎博多と過ぎて宰府にやって来たと謡い納め、シテが二ノ松辺りまで進んで笠を取り正面に向き直ります。

シテは宰府に着いたと言い、まず宿を借りようと子方に告げると、立ち位置を入れ替えてシテが先に立ち舞台に入ります。常座まで進むとシテは案内を乞います。
左近尉が立ち上がり返事をして、宿を借りたいというシテに、女性旅人なので奥の間に通そうと言って中へ招じ入れます。シテは地謡前、子方がワキ座に腰を下ろすと、左近尉はどこから来てどこへ行くのかと問いかけます。シテは都より人を尋ねてきたと言い宰府の神主殿という方はいらっしゃるだろうかと問います。これに対し左近尉は、その方は在所の主で自分もその身内の者だと返します。この言葉にシテは喜び、この手紙を神主殿に渡して欲しいと、文を出して左近尉に差し出します。
左近尉は文を受け取ると立ち上がり、橋掛りへ進んで一ノ松から幕に声をかけます。

これに答えてアイの神主の妻が登場してきます。この妻を間狂言が演じるところが特徴でもあります。左近尉はアイに、神主を尋ねて都から女の旅人がやって来たことを告げ、シテから預かった文を差し出します。
二ノ松あたりで左近尉から文を受け取ったアイは、その場で文を読みますが、言語道断と言って文を引き裂いてしまい、後ろを向いて何やら文をしたためます。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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