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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

国栖さらにさらにつづき

鑑賞記、一日飛ばしました。
実は、昨日は出張のまま泊まりまして、本日は横浜能楽堂の特別企画公演「大典 奉祝の芸能」の第二日を観に行ってきました。
第一日に引き続いて、秋篠宮皇嗣妃殿下・・・紀子さまが来場されました、が、この話はいずれ触れるとして、国栖の鑑賞記のつづきです。

シテとツレが座すと、オモアイが槍、アドアイが弓矢を構えてワキ正と常座に立って声をかけます。浄見原天皇を探しているというアイに、シテは清み祓えなら川下へ行けと言います。清み祓えではなく浄見原だ、とアイが言い返したり、シテと二人のアイのやり取りが続きますが、アイはそのうちに伏せてある舟が怪しいので調べると言い出します。

「おのきゃれ」と声を荒げて、アイ二人はそれぞれ槍と弓矢をシテに向けますが、シテは漁師の身で舟を捜されるのは家を捜されるのと同じであると言い、自分には孫も曾孫もあり、と言いつつ立ち上がり、山々谷々の者ども出で合い狼藉人を打ち留よと声を上げ、両手を打ち合わせます。

このシテの勢いに、アイ二人は恐れをなして帰ってしまいます。
ツレが立ち上がって常座で退場するアイを見送り、シテに向かって追っ手は帰ったと声をかけます。

ツレの声をきっかけに、シテとツレは交互に謡いつつ二人して舟を起こし、姿を現した子方はワキ座で床几に腰を下ろします。続く地謡に、シテとツレは舟をワキ正に運んで置くと、シテが角、ツレが常座から子方の方を向く形になります。
クリとなり、シテとツレは立ち上がって、ツレが地謡前、シテは正中に下居して後見が肩上げを下ろします。

クリの謡は「君は舩臣は水 水よく舩を浮むとは この忠勤の喩へなり」これを聞いて、ワキと地謡が謡い合い、シテとツレは子方に向き合います。地謡の上歌、騒乱の世が治まったならこの恩を報ずるという浄見原天皇の言葉に、老夫婦が忝く泣き居たるという詞章に、シテ、ツレ二人はシオリます。
さてこのつづき、もう一日明日に
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