FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

宝生会秋の別会を観に行く

体調不良にもかかわらず、行ってまいりました宝生会 秋の別会


本日の番組は、能が三番。
張良、姨捨、山姥 杖之型
それに狂言が鐘の音、仕舞が六番という構成です。


いやあ、まずは姨捨。宝生の重鎮、近藤乾之助さんのシテで二時間を超える大曲、堪能させていただきました。
前シテも良かったのですが、後シテのなんという品格。
さながら月光の中に浮かび上がったような、品位と、静謐と言ったらよいのか、後場も一時間以上の長さだったのですが、その間、一分の隙もない見事な能でした。


老女物、正直のところは、なかなか楽しむ域には到達できませんが、今日はなんだか一つステップを上れた感じがしています。


いわゆる三老女、姨捨・檜垣・関寺小町の三曲ですが、宝生ではどういう理由か檜垣を演じないことにしており、関寺小町も明治に十六世宗家が舞って以来、演じられていません。このため、宝生ではこの姨捨が実質的には老女物の最高峰、その名に値する能でした。


が・・・実は、本日開演前にいつものとおりパンフレット漁りをしておりましたところ、えらいものを発見。
今井泰男さんが、来年の九月、その関寺小町を演じられるという話。
なんと宝生では上に書いた通り、明治36年の宝生九郎知栄以来104年ぶりの演能になるとか。


いやあ、観たい!と思ったのと同時に、自分に観るだけの力があるのか!?と、不安になってしまいました。
今日の姨捨も、正直のところは楽しめるかどうか不安だったのです。


が、今日の姨捨を観て、良いものは良いと感じられそうだ、といささか強気になっております。


張良、山姥を含め、個々の鑑賞記は明日から順に書いていきたいと思っています。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/255-917063d2

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-09 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。