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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

仲光のつづき

名ノリ終えたシテは子方二人を促し、シテが正中、美女丸が角に出て満仲と向き合う形になります。幸壽は控えています。

満仲が美女丸に経を読んでみよと言いますが、読めない美女丸は「涙に咽ぶばかりなり」と片シオリ。歌は、管弦は、との重ねての問いにも答えられず、地謡の「こは誰が為なれば」で満仲が立ち上がり、正先で美女丸を見込むとワキ座にて狩衣の右肩を外し、太刀を持って「御佩刀を取り給えば」と正先に出て美女丸を斬りつけようとします。
シテは「走り出づるや仲光が」と走り出て満仲を止め、美女丸は逃れて鏡板にクツロギます。
「あやふき美女御前の 御身の程ぞ傷はしき」とおさめる地謡に、満仲はワキ座に戻り、シテは正中で両手を突いて畏まります。

シテ、ツレのやり取りでシテが立ち上がり、満仲が「所詮美女を討って参り候へ」と言うに合わせて、満仲の前で座して太刀を受け取ると、正中へ下がって再び畏まります。
シテが「まづまづ御内へ御入り候へ」と声をかけ、満仲は一度切戸口から退場します。アイは小鼓方の後に控え、子方二人は鏡板のところから後ろを回って笛座の側から舞台に出て、美女丸がワキ座、幸壽が地謡前に座します。
シテは常座に立ち、満仲の怒り様に驚いたものの一先ずは美女丸を逃がそうと言います。正中に出て両手突き美女丸に一先ず逃がす旨を言いますが、幕方を振り返ると立ち上がり「何と申すぞ また御使の立ちたると申すか」と言いつつ受け答えするような態で常座に向かい、下がって大鼓方の前に下居、なんとしようかと思案に暮れる形になります。

地謡が「報いは人の科ならじ」と謡い出すと正に向き直り、「語り語れば時うつる はや首とれや仲光と」の謡に、美女丸が右の手を上げ、シテは腰を一度浮かせてから「言の葉も涙もすヽむこそ 悲しかりけれ」と謡いおさめる地謡に、腰を落としてシオリます。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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