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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

江野島さらにつづき

クセは居グセ。
地のクリで江野島が周囲三十四町、高さ十余丈と謡われると、シテのサシから地謡とシテが謡い継ぎ、江野島の様子を謡いクセに続きます。
クセでは、龍口の明神の縁起が謡われます。武蔵と相模の境、鎌倉海月の間に深澤という湖があり、大蛇が棲んでいた。身一つに頭が五つ、神武天皇から垂仁天皇まで十一代の天皇の御代を経て七百余歳を重ね、国中に満ちて人を取っていた。景行天皇の御宇になっていよいよその悪行が盛んとなったため、天部が悪心を翻して殺生をやめこの国の守護神となるならば夫婦になろうと言った。龍王はこれを受けて善心を思い、龍口の明神となって国土を守護しているのだと謡われます。

ロンギとなり、時移って夕暮。シテは勅に応ずる證を現そうから、夜すがら此處で待つようにと謡います。
地謡「勅に応ぜん證とは そも老人は誰やらん」と問いかけ、シテは自ら五頭龍、今は天部と夫婦の神となった龍口の明神であるとあかし、立ち上がると「我が姿をも現すべしと」と左の手を上げて三足ほど出、左から廻りつつ「夕波に立ち紛れつつ失せ給ふこそあらたなれ」の謡に常座で開キ、繰り返す「失せたまふこそあらたなれ」で中入となります。
ツレも続いて立ち上がって従い、来序の囃子で幕に入ると囃子は狂言来序に。
アイの鵜の精が括り袴に水衣、黒い面をかけ、羽の付いた頭巾を被って登場してきます。
アイは常座にて立ちシャベリ。江野島湧出の子細を繰り返し、さらに「またここに奇特なることの候」として深澤の大蛇が龍となり、天部の諭しを受け入れて龍口の明神となったこと、江野島に参詣することの功徳などを語ると、勅使のご機嫌を伺おうと角に出てワキに向かいます。
日本一のご機嫌と喜び、囃子も入って謡い舞いした後退場。
この謡い舞の最中に、ツレ天女が切戸口から衣を被って出、大宮の後ろ側から宮の内に入りました。

アイが下がるとワキの謡い出しとなりますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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