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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

ワキ方三流

現行のワキ方は、下掛宝生、福王、高安の三流です。
東京のワキ方はほとんど下掛宝生一色の感じで、福王流は村瀬純さん親子など、高安流は和泉昭太朗さんなどしか拝見したことがありません。



古くは、といっても江戸時代になって、四座が形を整えた頃と思いますが、観世座付の福王、新藤二流をはじめ、下掛宝生、春藤、高安の都合、五流があったそうです。
たしか春藤流は金春座付、高安流が金剛座付だったと思うのですが、下掛宝生はその春藤流の流れを組んでいるため、上掛りの宝生座付で宝生流を名乗っているものの、下掛宝生と呼ばれるのだ、と、まあそんな話を聞いたことがあります。



下掛宝生の現在の宗家は十二世の宝生閑師。大名人といわれた宝生新の孫にあたりますね。
私が能を見始めた頃は、先代の宝生弥一、森茂好といった名人の絶頂期で、閑先生はワキツレで出ることも少なくなかったように思います。
森常好さんは、お父様のツレで出てくる、ひょろっとした青年、という印象でした。



宝生新と言えば、かの夏目漱石が謡を習っていたというのでも有名。
そういえば「我が輩は猫である」の苦沙弥先生が謡を習っているものの、いつも「これハ、平の宗盛にて候」ばかりを繰り返しているという話が出てきます。熊野のワキですね。



福王、高安の二流は、そんなわけであまり拝見したことがありません。ワキ方各流の違いも正直のところ良くわからないというところです。
福王流は十六世福王茂十郎師が宗家。関西在住ですが、ご長男の和幸さんが梅若六郎師の新作能「紅天女」にワキとして出ておられましたね。



高安流の宗家は、廃絶していた系統が再興されて、十四世高安勝久さんが宗家。名古屋を中心に活動されているようですね。

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