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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

文荷 善竹富太郎(五雲会)

大藏流 宝生能楽堂 2006.12.16
 シテ 善竹富太郎
  アド 善竹十郎 善竹大二郎

文荷も割と上演の多い狂言です。
話の筋としては、主人から文を届けるようにと命じられた太郎冠者と次郎冠者が、届ける途中で手紙を盗み見ようとした末に、手紙を破いてしまい主人に怒られるという、どこにでもありそうな話です。
もちろんそれに加えて、太郎冠者と次郎冠者が互いに相手に手紙を持たせようと押しつけあって、結局、竹の棒の真ん中に手紙を結び付け担いでいくという、なんともユーモラスな味付けもされています。

ですが、この狂言なかなか意味深で、よくよく台詞を聞いてみるととても面白い。
まずは主人が登場して太郎冠者と次郎冠者と次郎冠者を呼び出します。
主人は文を取り出して、これを「彼の人」の方(カタ)へ持って行けと言いつけます。問題はこの「彼の人」と主人の間柄。
どうやらこの手紙は恋の手紙らしいのですね。それがこの曲のテーマになっています。

太郎冠者と次郎冠者は、手紙を相手に持たせようと押し付け合いをしたり、竹の棒に下げても、手紙を下げただけなのに「重い文ではないか」と大騒ぎし「恋の重荷」ではないか、などと謡曲「恋重荷」の一節を謡ったりするわけです。

さてこの二人のその後は明日に
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