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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

囃子のあれこれ

能の囃子は、大鼓、小鼓、笛に太鼓の四つの楽器からなっています。
太鼓は入る曲と入らない曲がありますが、要は三人ないし四人で演奏をするということですね。歌舞伎の囃子と比べると随分コンパクトな構成です。
これに謡一人を加えると、そうですね、雛人形の五人囃子の形になります。
唯一の例外は翁で、小鼓が三人になります。



さて囃子方も、それぞれの楽器毎に諸流あって、大鼓では葛野流、高安流、大倉流に観世流、石井流など。
小鼓も幸流、幸清流、大倉流、観世流。
笛は一噌流、森田流、藤田流の三流。
太鼓は金春流、観世流の二流。
と様々なのですが、残念ながら、それぞれについて述べるほど詳しくありません。



笛は唯一、メロディーを奏でますが、残りは打楽器です。
もちろん楽器ですから音が大切なのは間違いないと思うのですが、むしろ重要なのは「間(ま)」。それも指揮者がいませんから、お互いに相手の気合いをはかりながら、この「間」を取っていくわけです。
このお互いの気合いをはかりながら・・・というのがいかにも日本的な感じがしますね。



たしか川崎九淵だったと思うのですが、自ら打った囃子の録音を聞いて「間が録音されていない」と怒ったとかいう話を聞いたことがあります。残念ながらその言わんとすることを理解できるほどには、囃子のことはわかりませんが、なんだか囃子の奥の深さを感じるような話だと思います。



ちなみに川崎九淵師は明治初期生まれで葛野流大鼓の名人といわれた方。能楽界で初めて人間国宝になるなど大きな足跡を残しています。
昭和三十年代初頭には引退されているので、話に聞いただけの方ですが、ともかく凄かったようです。この川崎九淵と並び称されるのが幸流小鼓方の幸祥光。こちらは亡くなる直前に私の観能歴が開始しまして、ほんのちょっとだけ時代が重なりました・・・。



*このブログでは能楽師の名前に師をつけたり、○○さんと表記したり、はたまたなんの敬称も付けなかったりとバラバラですが、一応の目安として、なんにも付けていないのは既に故人となった方で、歴史的人物の扱いのつもり。○○さんは、多くの場合、私の好きな能楽師の方で若手を中心といったところです。

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