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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

龍田 波吉雅之(12月宝生夜能)

宝生流 宝生能楽堂 2006.12.20
 シテ 波吉雅之、ワキ 高井松男
 アイ 善竹十郎
  大鼓 原岡一之、小鼓 住駒匡彦
  太鼓 小寺佐七、笛 小野寺竜一


斑鳩の里を流れる竜田川は、百人一首の業平の歌「ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは」でも有名な紅葉の名所。
この竜田川近くに竜田神社があります。
この能は、この竜田川と竜田神社をめぐる縁起を能に展開したものです。


実は竜田神社の本社、龍田大社は数キロ離れた隣町の三郷町立野にあります。伝説では聖徳太子が法隆寺を建てる際に良い場所を探していると、龍田明神が翁の姿になって現われ守護神になろうと言い、そのお告げに従って法隆寺が建立されたとか。
さて守護神、龍田明神は立野の地に鎮座していて法隆寺までは遠いというので、竜田川の近くの現在地に竜田神社を創建したと言われています。


この斑鳩、竜田神社のあるあたりがその昔の坂戸の地で、坂戸座の発祥の場所。私は見たことがありませんが、境内にはそれにちなんで能楽金剛流発祥の地の石碑があるそうです。


祭神は龍田姫、龍田彦と言われ風の神ということです。風の神らしく、実は龍田大社の本宮は、山麓の大和川沿いの立野の地ではなく、信貴山から続く山並みにあったという話もあります。


それはさておき、神社の縁起を能としたものは少なくないですね。
二場物だと後場で祭神が現れて舞を舞いますが、この曲も祭神の龍田姫が後シテとして現れ、神楽を舞います。
曲の流れは明日につづきます

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