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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

見所・・・能舞台の話つづき

能舞台は古くは屋外にあって、一般の庶民は舞台を取り囲むように地面に敷物を敷いたりなどして、座って見物をしていたようです。また貴人は能舞台と白州をはさんで対峙する建物の中にいて、そこから能を観たということのようです。



矢来能楽堂は正面の奥が座敷になっていて、ここから障子を開けて舞台を見る形になっていますが、さしずめ現在の椅子席が庶民用で、座敷が貴人の席という造りになるでしょうか。
杉並能楽堂や銕仙会の青山能楽研修所のように全席が座敷というところもあり、これはこれで趣深いものがあります。



観客席は舞台に真っ直ぐに向き合うのが正面。舞台左手側がワキ正面(ワキ正)で、正面とワキ正の間の扇形の部分が中正面(中正)といいます。昔は舞台右手側、地謡の後にも席があって、地裏と呼ばれていたそうですが、現在、こちら側から能を観ることはありませんね。



各種の能会は全席自由の会もあれば、指定席だけの会もあります。指定・自由半々といった形もありますね。
指定される場合はやはり正面席が一番高くて、ワキ正がそれに続き、目付柱が邪魔になる中正は一番お安いのが普通です。
ですが案外、通の方でワキ正を好まれる方もいます。能が立体的な動きを特徴としているからなのですが、この話はまた別の項目で。



私は中正面も気に入っています。シテはおおよそ、常座、角、大小前、正中で所作をしますから、微妙な位置関係で中正でも目付柱がほとんど気にならずに済む席があります。
こういう席が見つけられれば、前後左右とシテの動きを立体的に捉えることが出来て、とても面白く能を観ることができます。
ただし能楽堂と、上演される曲によって、どの席が良いかは微妙に変わります。全席自由の時などにいろいろ試してみるのですが、掘り出し物の席を見つけるのも観能の楽しみの一つです。

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