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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

高砂さらにつづき

間狂言は所の者。語りアイで、高砂住吉の松の言われ、高砂の明神と住吉の明神が一体分身であることなどを語ります。
さらにワキの一行に、住吉への参詣を勧め、舟を提供すると語ります。
途中「や、御覧候へ」と、神慮のゆえか一段と追い手の風が吹いてきたと中腰に振り仰ぐ形があります。
十二月の五雲会では富太郎さんの文担に大笑いしましたが、このアイはまた趣があって良かったように思います。


ワキの一行はその舟を使った風で、実は正先に向かい合って立ち、待謡を謡うわけです。舟の作り物を出す必然性もないので、すべて省略してしまうわけですが、まずは能らしい展開。
そしてこの待謡が、結婚式でかつて謡われた高砂の謡「高砂や この浦舟に帆を上げて」という謡です。


後シテは出端の囃子で登場しますが、前場ではゆったりと、かつ居グセであまり動きもなく、長閑な雰囲気だったのに対して、颯爽と若き男神としての登場になります。


謡も流れるように早く、所作も綺麗。
面白いことに、この能、中入りの両袖を広げる型もそうですが、ところどころに思いのほかに写実的な型がちりばめられています。
流儀によってそれぞれに違いますが、雪景色の中を「梅花を折って頭に挿せば 二月の雪衣に落つ」と謡うところ、金春では左の袖を広げやや上を見回す形で面を切る型があり、これが雪か梅の花びらが落ちるのか、なんとも風情のある形になっています。


続いて神舞。
私、脇能の神舞が大変好きでして、なんとも有り難い感じになります。
なんにつけてもお正月らしい目出度い舞。
昨年の最後は岩船で、今年の最初は高砂、と、今年の観能も目出度く進めていきたいと思う次第です。
(85分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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