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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

弱法師 盲目之舞 梅若吉之丞(観世会定期能)

観世流 観世能楽堂 2007.02.04
 シテ 梅若吉之丞、ワキ 宝生閑
  アイ 大藏彌太郎
   大鼓 國川純、小鼓 亀井俊一
   笛 内潟慶三


「梅若吉之丞さんて一体どういう方なんだろうか」と、このところ気には、なっていたんですね。
相応のお歳だし、流内での扱いもそれなりの感じなのですが、その割にはあまり聞いたことのないお名前のような感じでして・・・そもそも梅若を名乗る方たちの多くがどういうご関係なのか、いささか分かり難いのも確かです。


そんな訳で、あちらこちらと調べてみたところ、梅若盛義さんが5年ほど前に吉之丞を襲名されたということが解りました。先代猶義さんの長男で、三世万三郎とは従兄弟同士になる方。吉之丞さんの襲名に合わせて、ご子息の盛彦さんが猶義を襲名されたんだそうです。
もともと吉之丞家というは江戸時代に梅若本家から分かれた家だそうで、長く絶えていたのを初世万三郎が相続したままになっていたらしいのですが、この吉之丞を継がれたということなんですね。


その吉之丞さんのシテで弱法師。
つい先日、金春流守屋泰利さんの弱法師を観たばかりですが、今回は観世流、しかも盲目之舞の小書き付きですので、そのあたりの違いなども注意しながらの鑑賞となりました。吉之丞さんのシテは初めて拝見しましたが、良い舞台だったと思います。
・・・はからずも、ハンカチおじさんになってしまいました。


さてまずはワキの左衛門尉通俊が従者を連れて登場し、人の讒言によって我が子俊徳丸を追い出したものの、憐れを覚えて天王寺で一七日の施行をするという名宣リ。
ワキとアイの従者による場面設定の形ですね。


ワキの閑さんは素袍、従者の彌太郎さんは長裃に扇を持っての登場です。
ワキの名宣の後に触れをするように命じられたアイは、舞台上で左右に触れをした後、笛座前に着しました。
先日の守屋さんの時はアイが善竹大二郎さんでしたが、触れをした後はそのまま静かに切戸口から退場しました。同じ大藏流ですから、この違いはもっぱらシテ方の流儀の違いによるということでしょうね。この後も終曲までアイの絡みがあります。


さてこのつづきはまた明日に

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