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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

二人静 武田尚浩(観世会定期能)

観世流 観世能楽堂 2007.02.04
 シテ 武田尚浩、ツレ 藤波重孝
  ワキ 殿田謙吉、アイ 大藏基誠
   大鼓 柿原光博、小鼓 観世新九郎
   笛 一噌仙幸


武田尚浩さんも注目している能楽師の一人。昨年10月の善知鳥以来です。
今回は藤波さんのツレで二人静。この二人静ですが、序ノ舞の相舞を見せるというのが、おそらくはメインテーマの曲なのだろうと思います。
これに、静御前の霊を登場させることでさらに劇的な効果も狙ったというところでしょうか。


舞台はまずワキ、吉野勝手神社の神職がアイの従者を連れ、名宣リ笛で登場します。ワキは白の大口に白系の狩衣、風折烏帽子の神職姿ですが、清々しい感じがしますね。殿田さんが大柄なので迫力があります。
ワキの名宣は、正月七日の神事に若菜を供えるために、女達を菜摘川へ若菜摘みに遣らせるというもの。


ワキはアイに対して、菜摘女達に早く出るように触れよと命じます。
アイはこれを受けて後見座の前で、幕に向かって触れをし、静かに切り戸口から退場します。


囃子が一声を奏で、ツレの菜摘女が左手に手籠をもって登場してきます。
ツレは藤波重孝さん。ツレでしか拝見したことがありませんが、ツレとは言っても二人静のツレとなると、なかなかに難しいところ。
登場したところは、何事もない若菜摘みの女ですので、割合に声を張った謡でツレらしい雰囲気を出していた感じです。しかしこの後に登場してくるシテとの掛け合いから、物語の展開に引き込まれていくわけです。


そのつづきはまた明日に

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