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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

五番立て

以前にも書きましたが、江戸時代に幕府の式楽として能の形式が定着してくる中で、演能は翁付き五番立ての形式が正式とされるようになりました。

この翁付き五番立てというのは、儀式的な能である「翁」と脇能といわれるジャンルの能を続けて演じ、次に狂言をはさんで二番目物。さらに狂言をはさんで三番目物という具合に、翁と脇能を翁付きの一番と数えれば、能五番と狂言四番を交互に演じる形式です。

現在では五番立ての形で能狂言が演じられるのは稀ですが、定例的なものとしては能楽協会主催の式能があります。
年に一度、一部・二部に分けて演じられますが、一日を通して観るのはなかなか大変。正直のところ体力勝負といっても良いかもしれません。
椅子席に座って一日中観るという形自体に無理があるのかも知れません。
やはり日本人らしく、座敷や桟敷にでも座って、時々飲食を交えながらくつろいで見るべきものか・・・とも思います。

歌舞伎も江戸時代は朝から晩までの一日中観劇するのが基本だったようで、弁当を持って朝から出かけて、一日中、食べたり飲んだりしながら楽しみにふけったということでしょう。
私は機会なく、本物の歌舞伎を生で見たことはないのですが、江戸時代の歌舞伎の演目は上演に大変長い時間がかかるものが多く、仮名手本忠臣蔵も通しでは12時間くらいかかったのではないかと記憶しています。
さらに東海道四谷怪談の初演は、この仮名手本忠臣蔵と入れ子のような形で交互に演じられて、二日を要したという話を聞いたことがあります。

大相撲もそうですが、エンターテインメントはもっとのんびりと楽しむべきものなのかもしれません。
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