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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

六平太さんの翁つづき

一般に、能では地謡や後見は切戸口から舞台に出入りしますが、この翁に限ってはシテやワキ、囃子方と同様に橋掛りから登場してきます。
面箱を持った千歳が先頭になり、続いてシテ、三番叟、囃子方、後見、地謡と長い列になっての登場。囃子方や地謡も素袍上下に侍烏帽子の正装です。
舞台に入る際に、全員が一度膝をついて一礼する形。これは観世では見ませんね。


上掛り二流ではシテ方が千歳を勤めるため、狂言方の面箱持は舞を舞ったりせず、面箱を持つのと三番叟と掛け合いを行うのみになりますが、下掛りでは狂言方が面箱と千歳を兼ねるのでこの形。(「三番叟」と書きましたがこれは和泉流の表記で、この日は大藏流なので本当は「三番三」ですね)


千歳の凛太郎クン実に見事でした。なんでも11歳だそうですが将来楽しみです。
やはり同じ千歳とは言っても、シテ方と狂言方では舞の雰囲気が異なりますが、狂言らしい表現力ある舞でした。舞の途中で烏帽子がズレてしまったのですが、最後まで気にすることなく演じ切ったのは立派ですね。


この千歳の舞の終わり頃に翁が面を着け、代わって翁の舞になります。
六平太さんの翁の舞は堂々たるもの。右手の扇をかざした形で舞い続ける風で、観世のように左の袖を被いたり、扇で顔を隠すようにする印象的な型はありませんでしたが、ゆったりと四方を拝する祝言の舞でした。
舞終えると面を外しますが、大小前から面箱に向かう形で、中正面から見るとちょうど横を向いた感じ。観世なら中正面に背を向ける形になりますが、このあたりも微妙に違っています。


千歳の舞から翁の舞までは、笛と小鼓三挺で奏することになります。小鼓は真ん中が頭取。この頭取が気合いをはかって全体を引っ張っていく形ですが、頭取以外の二人も幸流では胴脇、手先とそれぞれに役名がついているそうです。大倉など他流はちと分かりませんが。


さらにもう一日つづきを

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