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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

神能

翁に続いて最初に演じられる曲で、神様が現れて舞を舞うというのが基本です。顕現する神様は、住吉明神や蔵王権現など具体的に特定されている場合もあれば、単に所の神の場合もあります。

神能と分類される曲も、大きく二つの系統に分かれるといっていいかもしれません。
一つは世阿弥の作になる高砂や弓八幡など。
前半ではシテの老人とツレの老婆などが、ワキの勅使や神官の前に現れ、様々な奇特の話を聞かせて姿を消します。後半になると若々しい神が顕現し、舞(神舞)を舞うという形です。また老松などのように後シテが老神となるものもあります。

もう一つの系統は金春禅鳳の作と言われる嵐山などで、後半部分で様々な神々が登場し絢爛豪華な印象があります。

登場する神々も、高砂や弓八幡、養老などは若々しい男の神ですが、老松や白楽天のように老いたる神が登場するものもあります。また西王母や呉服のように女神が登場する曲もあれば、嵐山の蔵王権現は荒ぶる神の姿です。

「翁」は能というよりは儀式に近いので、五番立てで最初に演じられる能は神能といってもいいのだろうと思いますが、その最初に演じられるものが神能であるところにも、能の独特の世界が象徴されているような気がします。

私個人としては高砂など閑雅な趣のある神能が好きなのですが、それにつけても昔の人たちはどんな想いで、こうした神能を観たのだろうか・・・とふと思うことがあります。いずれこうした話も項をあらためて考えてみたいと思っています。
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