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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

藤戸のつづき

まずはワキ佐々木盛綱とワキツレの従者が登場してきます。
目出度く藤戸合戦に勝利し、盛綱は頼朝から勝利のきっかけを作った恩賞として備前児島を所領として与えられます。
その初入部ということで、一行が児島にやってくるわけです。


児島に到着すると、盛綱は従者に訴訟のある者は申し出るように触れよと命じます。
これを受けてシテが登場してきます。


前シテは男の母。
中年の女の姿での登場となりますが、無地熨斗目に無紅唐織着流しの装束。扇を持たずに登場します。身分の賤しい中年の女という扮装。
通常、唐織の下には摺箔という白系統の平絹の小袖を着けますが、この曲では無地熨斗目という老人や僧などの着ける小袖を着けています。漁師の母という身分を装束で表そうという工夫なんでしょうね。
この藤戸のほかには安達原でも無地熨斗目に無紅唐織の組み合わせになりますが、こちらも同様の意図ということでしょう。


登場してきたシテの女は、訴訟ありげにワキを見てさめざめと泣く様子。
私は学生時代に観世流の稽古をしていたこともあり、若い頃はあまり宝生の能は観ていなかっのですが、シテの田崎さんは宝生の能楽師としては割とお若い頃から拝見している方です。
ちょっと枯れた感じの声が、年齢を重ねるに従って味が出てきた感じで、この曲のシテにはまさに似つかわしい感じがします。


さてそのつづきはまた明日に

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