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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

口真似のつづき

太郎冠者は男を連れ帰ると主人に報告しますが、誰を連れてきたのだという問いに太郎冠者が「下ノ町の昇殿」と答えると、あの人はご酒のうえが悪しうして・・・と言い、追い帰せと太郎冠者に命じます。


しかし太郎冠者は「それでは後日会ったときに言葉がまずかろう」ととりなし、主もそれではふるまってから帰そうということになります。
万之介さんのときは、主から「あれは大の酔狂人」と言われて太郎冠者が「では追い帰しましょう」というのを、主が「そうも行くまい」と引き留める形。微妙に人物設定が違う感じになりますね。


さて主人は、もてなすのは良いとして給仕する者がいないと言い出します。太郎冠者は「それこそ私がおりましょう」と言いますが、主人は「汝のような腰の高い者がつかえるものか」とやり込めます。
太郎冠者、早速に腰を折って身を縮めますが、主は「物事に仕付けない者を腰が高い者」というのだ、と説明しますが、とは言え、ほかに雇い人が居るわけでもないので、太郎冠者に自分の言うとおりに真似をするようにと命じて、同席させることにします。


ここからの騒動は言わずと知れた形ですが、「太郎冠者お杯を持て」と主人が言うと、太郎冠者も客の男に「太郎冠者お杯を持て」と言い、主人が「やい太郎冠者、お杯を持てとは汝に言いつくること」と言えば
、「やい太郎冠者・・・」と全く同じに真似します。


最後は客を挟んで、主人と太郎冠者が引き合いの後に、客を押し飛ばしたうえで「それにゆるりとござれ、おっつけ私がお杯を持ちましょう」と言って終曲。
この曲「お料理を出しましょう」と「お杯を出しましょう」と二つパターンがありますが、前回万之介さんのときと今回で、ちょうど両方を観ました。
(20分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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