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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

雑物・・・四番目物つづき

狂女物以外の四番目物となると、実に雑多で様々なものがあります。
正尊や烏帽子折など派手な斬り合いのある曲、邯鄲や天鼓など中国を舞台とした曲、自然居士や望月など芸尽くしの曲など、ストーリーの面白さで見せるもの、舞や謡の面白さで見せるもの、活劇的なもの、様々なジャンルのものが含まれています。
中でも、葵上や道成寺、それに安宅などの曲は有名でもありますし、初めて能を観るときに選んでも失敗しない演目と思います。

私が「好きだな」と思う曲も、ここに分類されるものが少なくありません。
情念といったらいいのか、執心といったらいいのか、現代のドラマにも通じるテーマのものもあります。

砧は、そんな中でも名曲といわれていますが、世阿弥自身が、後世の人はこの能の味わいが分からないだろうと予言したことでも有名です。
その言葉通り、江戸時代などにはほとんど上演されなかったらしいのですが、昭和に入ってから再び注目されるようになり、現在では人気曲の一つ。
現代にいたって、ようやく世阿弥の残した能の味わいが理解されるようになったということなのでしょうか。

ところで観世流の場合は、この四番目物と次の五番目物、両方の性格を持った能として「四五番目物」という分類をたてて、23曲を配置しています。
夜討曽我や正尊といった活劇的なものを始め、望月、自然居士など、一般には四番目物と分類される中から特に選んだという感じですが、羅生門のように一般には五番目物と分類される曲も含まれています。
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