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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

嵐山 高橋章(宝生会月並能四月)

宝生流 宝生能楽堂 2007.4.08
 シテ 高橋章 姥 朝倉俊樹
  木守 辰巳孝弥、勝手 澤田宏司
  ワキ 宝生閑、アイ 山本則孝
   大鼓 亀井忠雄、小鼓 曽和正博
   太鼓 小寺佐七、笛 小野寺隆二


脇能と分類される曲はおよそ四十番ほどありますが、シテの性格づけや舞の種類などにより、さらにいくつかのグループに分けられます。
例えば高砂や弓八幡のように、前シテが老人として現れ、後場では若い男神となって颯爽と神舞を舞う曲・・・私は大変好きですが、神舞物とでも言ったらいいのか、養老や志賀などといった曲もこのタイプですね。


また老松や白楽天のように老体の神として後シテが登場するタイプのものもありますし、東方朔のように老体でも楽を舞う曲もあります。


そうした中に、後場でシテ以外に様々な神が登場して絢爛豪華な舞台を繰り広げる一群の曲がありまして、この嵐山や賀茂、竹生島などが該当します。これらの曲は金春禅竹や禅鳳の作と言われていて、高砂などのグループとは一線を画する感じがします。


本日はその嵐山。実はこの曲、ちょっと不思議なところがあります。
前場で登場するシテの尉とツレの姥、謡の詞章からみると木守明神と勝手明神の仮の姿と見えるのですが、後場では木守、勝手はツレが演じ、シテは蔵王権現として登場します。こんなのって嵐山くらいしか思いつきませんが、前シテの本体を後ツレが演じる珍しい形ですね。


さてその進行は明日につづきます

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