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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

察化 山本則直(宝生会月並能)

大藏流 宝生能楽堂 2007.4.08
 シテ 山本則直
  アド 山本則孝、遠藤博義


このところ口真似を観る機会が多いのですが、この察化の最後の部分は口真似と同様になっています。違うのは前半で、主人の酒の相手ではなく連歌の宗匠を頼もうと都の伯父を迎えに行くという設定。


それにしても解せないのは、この「察化(サッカ)」という名前。
大藏流では察化ですが、和泉流では咲嘩と書いてやはりサッカと読ませるようです。これはアドの「すっぱ」の名前とされているのですが、良くわかりません。
後で書きますが、アドの主人はこの男を見て、シテ太郎冠者にあの男は「みごひのさつか」という大すっぱだと教えます。


この「みごひのさつか」に見乞の察化などという字をあてるようです。
この意味も今ひとつ良くわかりませんね。
ただし「目」あるいは「属」または「嘱」の漢字には「さっか」の読みがあり、人の姓として用いられていますので、この「目」あたりにかけたのかも知れません。
「属十三(さっか じゅうぞう)」という作家が昔いましたが、この「属(サッカ)」ですね。(もっとも属十三は勝目梓さんをはじめ、数人の作家によるユニットですが・・・)


余談ついでに、「目」や「属」をサッカと読むのは、四等官のさかんに由来するという説があります。本当のところはわかりませんが、なかなか面白い説ではありますね。


さてまずはアドの主が登場し、シテ太郎冠者を呼びます。
連歌の初心講の当番になったものの、田舎のこととて宗匠に頼む者もいないので、都の伯父を呼んでこいと言い付けます。


太郎冠者はこれを受けて都へ出掛けますが、さて伯父がどこにいるのかも聞かずに出掛けてきてしまったことに気付き「こちの頼うだ人の伯父御様のお宿はござらぬか」と、なんとも間の抜けたことを呼ばわりながら、歩き回ります。


このつづきはまた明日に

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