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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

須磨源氏 波吉雅之(宝生会月並能四月)

宝生流 宝生能楽堂 2007.4.08
 シテ 波吉雅之 ワキ 殿田謙吉
  アイ 遠藤博義
   大鼓 大倉正之助、小鼓 幸信吾
   太鼓 金春國和、笛 松田弘之


三月の観世会、関根祥人さんのシテで拝見して間もなかったので、観世、宝生の違いが意識できた感じです。珍しいというほどではありませんが、どちらかというと上演回数が少ない方のグループに入る曲。昔風に近い百番と遠い百番に分ければ、遠い百番の曲だと思いますが、三月、四月と観ることになったのもなにかの縁かもしれません。


波吉さんは昨年12月の龍田以来。前回は女神でしたので、今回は違う雰囲気を期待しました。


さてまずは次第でワキ、ワキツレの一行が登場。ワキは日向の国、宮崎の社官、藤原の興範(オキノリ)と名のります。殿田さん堂々とした雰囲気で好感持てますね。


一行は伊勢神宮参宮のため、九州から遙々旅を続けてきたとの設定。道行では春三月、船路を進み淡路から須磨の浦に着いたと謡います。
須磨の浦には光源氏が植え置いたという若木の桜があり、これを一見しようというワキ一行。


すると一声の囃子でシテの老人が登場します。
無地熨斗目着流しに水衣の姿。右手に杖を持ち舞台に進んで常座で一声、サシと謡います。観世では柴を負った姿で登場しますが、宝生では杖だけ。そのせいか謡も二の句「松ならでまた煙と見ゆる、これや真柴の影ならん」がありませんね。
なにやら由ありげなシテの姿にワキが問いかけて、若木の桜を巡って問答となります。


そしてワキの求めに従って、クリ、サシ、上歌と光源氏の物語を老人が語る風情の謡が続きます。
そのあたりはまた明日に

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