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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

隠狸のつづき

太郎冠者はぬいぐるみの狸を持ち「狸は、狸は、大狸」などと言いながら舞台に入り、狸を売り歩きます。
ちょうど「大狸はいらぬか」と狸を差し出したところへ、主が出て「えい、太郎冠者」と呼び掛けたので、太郎冠者はあわてて「売ろうならば、買おう」と言ったのだと言いつくろいます。


こうした掛け合いがこの曲の面白さを醸し出しますね。
さらに主はここで酒を飲もうと言いだし、太郎冠者は持っていた狸を隠そうと算段。結局は後に隠して座ることにします。


主が手酌で酒を飲む間にシテは狸を腰に結び付けますが、主はこれを見透かしたように太郎冠者に酒を勧め、舞を所望します。この時の舞は小舞の「兎」。
主は舞にかけて、兎ばかりが狸が出たようだと言いますが、太郎冠者はこれを受けて、狸の取り方を得意になって説明してしまいます。


主はすかさずよく知っているな、と突っ込みますが、太郎冠者はあわてて「話に聞いた」と言い訳。さらに主が「花の袖」の小舞を舞い、太郎冠者に、もそっと長い舞を舞うようにと所望します。


渋る太郎冠者に連舞にしようと持ちかけ、主と太郎冠者が鵜ノ段を舞いますが、この舞のうちに主は狸を抜き取ってしまいます。
さらに主は先ほどの兎の舞を教えてくれと言い、連舞をはじめると「兎ぢや」のところで「狸ぢや」と狸を差しだし、逃げる太郎冠者を追い込んで終曲となります。


久しぶりに狂言で思い切り笑った感じがしています。やっぱり面白いなあ。
(30分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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