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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

見物左衛門のつづき

ぐづろ左衛門の家で案内を乞うと早くも出掛けた後という次第。家のうちに案内を乞う訳ですが一人狂言なので、出掛けたという返事をされた風に演じるわけです。


ぐづろの家を離れて深草祭に向かうと、途中で福右衛門という男と会います。福右衛門に深草祭に同道しようと持ちかけますが、福右衛門は刀がないので行かれないとの返事。
やむなく一人道を進むことにしますが、祭の刻限を聞くとまだ早い。それではと九条の古御所を見物することにします。


まず御厩から見物しようと進みます。姫栗毛(?)、黒毛など馬を見て褒め、さらに御所の中へと進み八景の押し絵(?)などを褒めます。洞庭の秋の月、遠浦の帰帆、瀟湘の夜雨などと聞き取れましたので、おそらくは瀟湘八景を絵柄にしたものを褒めるところでしょうか。


掛け物が達磨など三幅一対で素晴らしいとか、畳が「うんげいべり(?)」や「高麗べり」だとか、柱が黒塗りに蒔絵が施されているなど、様々なものを褒める子細。あたかも見ているように褒めるところが狂言師の腕というところですね。


そうこうするうちに馬子達の装束が出来たというので出て行くと、梅の木バラのスイ右衛門(?)に柿ノ本の渋ヌリ右衛門(?)といったのが馬に乗って登場し、落ちねば良いがと言っているそばから落ちた、などと見物様を次々に語っていきます。


節句の祝い幟が立っている様から、今度は相撲を取るというので見物しようと笠を小脇に前へ前へと出て行っての相撲見物。
ついには自分でも相撲を取ることになり、両手を上げて相撲の様。このあたりが最大の見せ場ということでしょうか。一番目は見事に相手を投げて勝ちますが、もう一番とろうと言われ今度は投げられてしたたかに腰を打ったさま。「また来年もまいろう」と留めになります。
万之介さんの熱演でした
(20分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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