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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

羽衣 霞留 狩野鵬(喜多流自主公演能)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2007.4.22
 シテ 狩野鵬 ワキ 工藤和哉
   大鼓 高野彰、小鼓 亀井俊一
   太鼓 金春惣右衛門、笛 槻宅聡


良く演じられる曲には、やはり時には違う演出で観たいという要請もあったのか、小書の種類も多いように思います。
この羽衣も、観世流では三つ(ほかに梅若系の小書がもう一つあるようですが)、喜多流にも三つの小書があります。


喜多流の小書は舞込、霞留そして雲井之舞とありますが、雲井之舞は大正四年の大正天皇即位式に際して催された天覧能の際に十四世喜多六平太が演じた形で、確か時間の制約があったために大幅に章句を短縮して形を整えたと聞いたことがあります。


残る舞込と霞留ですが、この日の小書「霞留」は幕末の土佐藩主である山内容堂の求めで作られたものだそうです。十四世喜多六平太は六平太芸談の中で、この霞留について、舞込と大体は似たようなものだけれども、どうも無理をして作った様な跡があると述べています。


どうやら舞込の方がもともとあった小書のようですが、こちらは昨年、粟谷明生さんのシテで観たのが大変に趣あって良い能でした。
舞込は、宝生流の盤渉や金春流の替之型などとも構成は似た形のようですが、観た印象としては宝生の盤渉とは随分違った感じを受けました。(金春の替之型はまだ観たことがありませんが近いうちにと思っています)


さて曲の次第はまた明日に

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