FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

籠太鼓のつづき

アイが橋掛りへ向かいシテを呼び出すと、現れたシテ「清次の妻」は幕前で、夫が科人として捕らえられたうえに自分まで罪に問われるのは情けないと嘆きますが、アイがシテを急き立てるようにして橋掛りを進み、アイは狂言座に着し、シテは舞台に進んでワキと対峙します。


ワキはシテに清次の行方を尋ねますが、夢にも知らぬと返答しないため、夫の代わりにとシテを牢に入れることとします。
地謡が「今の女を引き立てて」と謡い、この打切の間にワキが「いかに誰かある」とアイを呼び出し、女を牢へ導きます。


ワキはアイに対して、籠に太鼓を付け一時ごとに時を打って番をせよと命じ、アイが籠に鞨鼓をくくりつけます。
アイは時を打つということで「どーん、どんどんどん、ななつ、どーん、ここのつ、どーん、とお。や、一つ打ちすぎた。一つ取っておいて明日の足しにしよう」などと、太鼓を打つ所作をします。
緊張した場面が続く中で、アイの所作が空気を和らげる感じになりますね。


この後、シテはサシの謡で思いを述べるうちに狂気をあらわし、アイがワキに報告します。
ワキは早速に籠に立ち寄り、狂気の故をを問い、夫の所在を知らせれば牢から出そうと言いますが、シテはたとえ夫の所在をしっていても、夫を失うことになるのに所在を教えたりはできない、ましてや所在など知らないと拒みます。
この言葉に、ワキは「優しき女の言い事や」と感じ、女を牢から出すことにして自ら牢の戸を開け、シテに出るように促します。


シテは牢内で片袖を脱ぎ、いよいよ狂気の様を現して牢を出、イロヱになります。
片シオリしなが籠を出、後見が脱掛けの形を整えてイロヱ。いよいよ狂気の様ですね。
このつづきはまた明日に

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/474-78ec79d1

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-07 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。