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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

小袖曽我のつづき

時に伊東祐親が巻狩を催した際に、工藤祐経は郎等二人を使わして、祐親の嫡男で河津に所領を持ち河津三郎と言われた祐泰を殺してしまいます。
この河津祐泰の二人の子が一萬丸と箱王、後の十郎祐成と五郎時致という訳です。


その後、祐泰の妻の満江御前は二人の子を連れ、同じく豪族の曽我祐信に嫁し、一萬丸は元服して曽我十郎祐成を名のり、箱王は箱根権現に稚児として預けられています。
伊東氏の一族は、平家方についたために以後没落してしまい、一方、先見の明があったのか、工藤祐経は頼朝に仕えて頭角を現していました。


十郎、五郎の兄弟は、父河津祐泰の敵を討とうと、長年工藤祐経をつけねらっています。
箱王は出家を嫌って出奔し、北条時政を頼って元服して五郎時致を名のり、いよいよ兄弟敵討ちと、従者の団三郎、鬼王ともに出掛けるというのが、この能の発端になります。


ところが、五郎の勝手な元服を母が許さず勘当。この勘当を解いて晴れて敵討ちに向かおうと、四人は母の館にやって来たわけです。


能に戻って、四人は向き合った形で謡を続けます。
建久四年五月半ば、富士の裾野で頼朝の命で巻狩が催されることになった。これを機会に工藤祐経を討とう謡い、母の館に着いた風で、シテは「案内を乞うから」と一同を待たせて声をかけます。五郎は橋掛りへ、団三郎と鬼王は切戸口から退場。


これに従者が答え十郎を招じ入れます。五郎ならば帰せと命じられている訳ですが、十郎はそれを察してか、自分のみが母と面談します。
十郎と母の面談の合間に、五郎は物陰から中を見る風。


十郎は母のもとを辞し「日本一のご機嫌にて候」と、橋掛りに控えている五郎の処へ行き、五郎に母との対面を促します。
このつづきはまた明日に

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