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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

自然居士 内田成信(喜多流職分会自主公演能)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2006.4.23
 シテ 内田成信、子方 内田貴成
  ワキ 殿田謙吉、アイ 善竹十郎
       大鼓 柿原光博、小鼓 古賀裕己、笛 寺井宏明



いや自然居士(じねんこじ)を観たのは本当に久しぶりであります。
この曲、以前にも書きましたが、かれこれ三十年近く前に櫻間道雄の舞を観て以来、私のお気に入りの曲のひとつです。



この能、世阿弥の父、観阿弥が得意としていたという話がありますが、シテの芸尽くしを見せようという趣向の曲ですね。とは言え、長く伝えられてきた曲だけあって、単なる芸尽くしに終わらず、ストーリーとしても良くできています。



京都東山、雲居寺(うんごじ)で自然居士が七日の説法をし、今日が結願(けちがん)というその日に、少女が両親供養のためとして、身を売って買い求めた小袖を添えて諷誦(ふじゅ)文を差し出します。
少女は親の追善ということで、前日から人商人に時間をもらってきているのですが、なかなか戻らないからと、ワキの人商人主従が連れ戻しにやってきます。



人商人は強引に少女を連れ去りますが、これを聞いた自然居士が説教を中断して助けに向かうという、なかなか活劇的な話。



商人の舟に追いついた自然居士は、命を取られても、助けられない限り舟を降りないと気色ばみ、業を煮やした人商人たちは、舞の上手と誉れの高い自然居士に様々な舞を舞わせて嬲り、その引き替えに少女を返すことにします。
そして自然居士の舞尽くしになるという趣向。
中ノ舞、簓の舞、さらに物着から鞨鼓と、舞が続きます。舞上手のシテであれば、まさに見どころということですね・・・続く

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