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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

歌占 高橋弘(観世会定期能)

観世流 観世能楽堂 2007.7.1
 シテ 高橋弘 ツレ 松木千俊
  子方 観世喜顕
   大鼓 亀井実、小鼓 森澤勇司
   笛 寺井久八郎


本日より、7月の観世会の鑑賞記です。


この歌占という曲、いささか不思議な感じのする能です。
大体が「歌占」などという占いは、この曲を知るまで聞いたこともありませんでした。歌で吉凶を判断する占いということなのですが、この能の形だと短冊を数枚弦につり下げた弓を持ち、占いを求める者に短冊を引かせて、その短冊に書かれた歌から占うというもののようです。


さらにこの曲を特徴付けているのがシテの扮装。
翁烏帽子に白垂を着けています。通常、白垂を着ければ老人の姿ということで、尉面をつけるのが普通でしょうけれども、この日は直面。観世流の装束附けでは邯鄲男の面を用いることもあります。
下掛りでは演者が老人でない限り直面ですね。


要は一度死んで蘇ったために白髪になってしまったという不思議な人物をあらわしています。このため白垂でも若い演者なら直面。老齢の演者の場合は邯鄲男や若男などの面をつけ、装束からこの不思議な話を表すわけです。たしかに若いシテが直面に白垂で出てくると、かなり違和感があります。・・・高橋さんは、微妙なところでしたが。


この不思議な人物である度会何某と、生き別れた息子の幸菊丸の再会譚を縦糸に、地獄の曲舞を横糸にして織り上げた形です。


まずは子方とツレが登場し、次第を謡います。
ツレは白山の麓に住む者と名のり、近頃どこの者とも知れない男巫がやって来て歌占いをするのだが、これが良く当たるので今日は占いをして貰おうと思うと述べます。
このつづきはまた明日に

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