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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

石橋 連獅子さらにつづき

続いて白獅子が登場して二ノ松あたりまで進んで、赤獅子と向き合う形になり足拍子。赤白が入れ替わり、さらに入れ替わってと展開の早い舞の中に、赤獅子が舞台に入って台に上がり、白獅子は二ノ松あたりで頭を振る獅子独特の型。


赤獅子は軽快に台上で舞い、ピンクの花を立てた台に移ります。これに合わせて白獅子が舞台に入ります。今度は入れ替わって赤獅子が橋掛りへ入り一ノ松で欄干に足をかけ、獅子の最後は白獅子が正中、赤獅子が二ノ松で座す形。


ここからキリの謡になって赤獅子は一度欄干に足をかけ、再び舞台に入ってきます。
留で赤獅子が台上へ飛び安座、一方の白獅子は笛座前に座す形でした。


めまぐるしい動きでメモもしきれませんので、かいつまんでの記録ですが、大変面白かったという印象です。


金春流 古式の際は、赤獅子と白獅子が同格のような印象を受けましたが、この会では明らかに親獅子と小獅子といった性格の違いが出ていて、赤獅子は敏捷に台へ飛び上がり、飛び降り、激しく動く一方で、白獅子は激しい部分も持ちながらもずしっとした重さを感じます。


赤獅子、宝生和英さんでしたが、正直なところ予想外に良かったという印象です。
実は記録をひっくり返しても和英さんの能を観てなかったんですねぇ・・・我ながら意外なんですが、まあ宝生の能をしみじみ観るようになったのはここ三、四年のことなのでやむを得ないところ。


とは言えご病気の宗家に代わってということか、後見に出られることが多いので、お姿はよく見かけています。その後見での立ち居振る舞いと、この獅子の舞にいささかギャップを感じて「予想外に」と思ってしまったのですが、田崎さんの重厚な獅子と両シテとしてひけをとらない素晴らしい獅子だったと思います。
今度は他の曲でシテを拝見してみたいものです。
(55分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)

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コメント

お初にコメントさせていただきます。
連獅子の白と赤、親子だから、白はドッシリ・赤は俊敏にといわれますが、下懸ではそれほどの差をつけないようです(金剛さんはよくわかりませんが……)。坂元雪鳥の観能記録を拝読しても、少なくとも春・喜では夫婦ぐらいの差みたいです。
殊のほか違いが云々されるのは、多分に観世さんを中心とした小書が喧伝されてるからかとも、思います。
すいません、釈迦に説法で……

寂昭さんコメントありがとうございます

Santalさんの「サンダルウッドな胡椒」や「能楽の淵」さんなどにコメントをされておられる寂昭さんですよね。「虹の小箱」さんでもお見かけしたような・・・
私のブログまでご覧頂いて光栄です。
なるほど、下掛りではそれほど差がないということですか。私自身、若い頃観世で稽古していたせいもあり、当たり前と思っていることが、観世流だけということが少なくないようです。ありがとうございます。
坂元雪鳥、名前だけで観能記録を読んだことはないのですが、これを機会に目を通してみようかと思っています。

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