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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

樋の酒 三宅右近(喜多流職分会自主公演)

和泉流 喜多六平太記念能楽堂 2007.7.22
 シテ 三宅右近、アド 三宅右矩 三宅近成


この樋の酒は、昨年11月に万作さんのシテで観ていますが、大藏流では廃曲扱いになっていて公式には演じられないので、基本的には和泉流でのみ演じられることになります。万作さんとはご親戚筋でもあり、概ね同じような構成でしたが、微妙な違いもあるようです。


まずはアドの主人が長上下姿で常座に立ち、用事が出来たので太郎冠者と次郎冠者を呼び留守を言い付けて出掛けようとします。
両名は留守を言い付けられたものの不服そう。というのも、いつもならどちらかがお供し、どちらかが留守をするというのが常の形だったから。


二人それぞれにそうした思いを述べ「なあ次郎冠者」「なあ太郎冠者」と言い合いますが、主人はいつもと違って今日はどちらも連れて行かないと宣言。
太郎冠者には米蔵を、次郎冠者には酒蔵を任せて、それぞれ番をしているようにと言い付けて出掛けていきます。


太郎冠者は橋掛りに進んで一ノ松あたり、次郎冠者は正中で、一緒に蔵の戸を開ける所作。鍵を外して重そうな扉を引き開けます。


蔵にはいると太郎冠者はたくさんの米が収蔵された様を、次郎冠者は同様に多くの酒が蓄えられた様を語ります。
太郎冠者はさっそく、これだけ沢山あるのだから少し持って行ってもわかるまい、次郎冠者に米を持たしてやろう、と、蔵の窓越しに親切?な申し出をする始末。
さてこのつづきはまた明日に

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