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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

咲嘩のつづき

「すっぱ」は太郎冠者に自分が探している伯父だと言って、一緒に主人のもとへ行くことにします。


二人が戻ってくると、太郎冠者は「すっぱ」を橋掛りに待たせて主人に戻ったという報告をしに行きますが、主人の方は「人はいくたりお連れなされた」と問います。伯父が出掛けるときは、たくさんの従者などを連れ歩くからですが、冠者が「一人」と答えると、不審に思った主人は、冠者と二人で常座あたりから二ノ松あたりの男の様子をうかがいます。


主人は太郎冠者に「あれはみごいのさっか」という大盗人で「世の常の盗人は、人の目顔を忍うで取る。きゃつは見た物は乞うてでも取るようなものじゃによって見乞い、咲嘩とは盗人の異名」と教えます。


太郎冠者は「さては盗人にきわまりました。いて絡めて取ってまいりましょう」と、意気込みますが、主人は事を荒立てず振る舞いをして返すことにしようと言います。
そこで太郎冠者、咲嘩を迎えに行きますが、「みごいのさっか」という盗人だそうな、とか、汝のような者をこと荒立てて追い返すと何をしでかすかわからないので、振る舞いをして返すことにした、などとべらべらとしゃべってしまいます。


さらに太郎冠者が「はっ、さっか」と話を続けようとするのを「しー」と主人が止め、咲嘩は主人に「不案内でござる」主人は「初対面でござる」としれっと挨拶しあうことになります。


さて、すっぱに振る舞いをすることにした主人はとりあえず太郎冠者に相手をさせることにしますが、橋掛りで立ち聞きをしていると、太郎冠者の話はどうも変。
すっぱに「主人は何を好むか」と問われて「ぐいす」と答え、すっぱに「それは鶯では」と言われたりします。
主人が太郎冠者を呼んで、今度は外聞よく「鷹」と言えと言われると、背が高くて「たか」と呼ばれている使用人の話をしてしまったり、うまく話になりません。


そこで主人が自分の言う通り口真似をせよと命じて、以下は口真似と同様の展開となります。面白い一番でした。
(30分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)

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