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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

観阿弥の能・・・つづき

ところで観阿弥自身のことについて少しばかり。



観阿弥は言わずと知れた世阿弥の父。1333年(元弘 3)に生まれ1384年(至徳元. 5.19)に亡くなったと言われています。



観阿弥の「阿弥」というのは、時宗の阿弥号にちなんだものでしょうね。徒然草の89段、有名な猫またの話には「何阿弥陀仏とかや連歌しける法師」が出てきますが、これは「なんとか阿弥陀仏とかいう」法師なんですね。



この阿弥号は同朋衆(どうぼうしゅう)も名乗っていました。
同朋衆というのは、室町幕府以降、多くは一芸に秀でて将軍や大名に召し抱えられた者たちですが、阿弥号を名乗っているために、時宗門徒であると言われています。
また観阿弥や世阿弥も、足利義満の庇護を受け、しかも阿弥号を名乗っていることから同朋衆であったと言われています。



しかしこの辺りはどうも議論があって、観阿弥・世阿弥は同朋衆でもないし、時宗門徒でもないという有力な説もあるようです。
確かに義満の庇護、寵愛を受けたと言っても、それですぐに同朋衆だったと決めつけるのは難しいのかもしれません。また阿弥号を名乗るのは、芸術・芸能で身を立てている者たちの、一つの決まりのようなもので、別に時宗門徒とは限らないとも言われます。



世阿弥は観阿弥について、山田猿楽の出身と書いていますが、実は伊賀の服部氏の一族だという説もあるようです。真偽のほどは分かりませんが、服部の一族ということだと歴史ロマンがまたまた広がりそうな話ですね。

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