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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

粟谷能の会を観に行く

事情あって先の予定が立ち難い状況なので、このところ指定席の予約は基本的にしていないのですが、この会は発売開始日当日に即申し込んだもの。無事観に行けて良かった、とそれだけでもホッとしています。
この会、菊生さんの一周忌追善ということ。昨年の秋に日立で能夫さんの花月と明生さんの黒塚の会があった際に、地謡を勤められていたのを拝見したすぐ後に「亡くなった」という話を聞きたいへん驚いたものでした。


さて明生さんの能は、その時の黒塚を拝見したのが初めてでしたが、「ああ、このシテの能をまた観てみたい」と強く思った次第で、それ以前にも拝見して「いいなあ」と思っていた能夫さんの能と併せ、機会ある度にこのお二方の能は観ようと思っています。
明生さんの能はその後、喜多流職分会の自主公演能で「盛久」を観て、またまた魅了されました。


さて今日は明生さんが三輪(神遊の小書付き)、能夫さんが石橋という能二番に、野村萬さんの見物左衛門という一周忌追善らしい重い番組。


私、かなり期待をしておりましてテンションが上がっていたことは否定しませんが、しかし三輪で涙が出るほど感動するとは思っておりませんでした。正直、この能でそんなに感心したことはなかったのですが・・・


神遊の小書は観世の誓納や白式神神楽などと同様に神事的な要素が強まる小書で、かなり重い扱いがされているようです。が、それにつけても神楽から破ノ舞へと盛り上がりが素晴らしく、なんだか神々しい有難さに「かたじけなさに涙こぼれる」ではありませんが、思わず涙してしまった次第です。


一方の石橋は今年四回目。ちょっと他流との比較などに気持ちが行ってしまいまして、感じるよりも分析するような見方になってしまいました。
それにつけても石橋は前後と観ると、なかなか面白い。今年は四回のうち二回が宝生流ということもあり、いずれも前後で観ていますが、後場だけの半能ではもったいないという思いを強くしています。
今回はアイが三人の仙人が出てくる替のアイでしたし、実は喜多の石橋を観るのは初めてだったので、うわさのカーリーヘアーを見ることができたりなど、興味深く拝見しました。


見物左衛門も、ご兄弟とは言いながら、この間拝見した万之介さんとはまた違った印象で楽しく拝見しました。
今回の鑑賞記はいずれアップしますが、ちょっと力が入っちゃいそうです・・・

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