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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

頼政さらにつづき

シテはまず「これは源三位頼政」とあらためて名乗り、正中の床几にかかって治承年間の以仁王の乱を語り始めます。


シテは床几にかかったまま、宇治川の橋合戦や、平家方の武将、田原の又太郎忠綱の活躍などを語ります。クセでは、平家の軍勢がやってくると伝え聞く中を大和路さして急ぐ中に、宮が六度まで落馬したため平等院に寄ることにしたと語りますが、「平等院にして暫く御座を構えつつ」から「宇治橋の」と一度立ち上がり、「中の間、引き離し」と橋板を引きはがす所作を見せ、再び床几にかかって「白旗を靡かして」とユウケン。


忠綱の先陣争いの段では、自らが忠綱となって仕方に合戦の様子を語り、地謡の「さばかりの大河なれども」で立って扇を左に取り、「喚いて上がれば」と正先へ出て「我ながら踏みもためず」と下がって太刀を抜いて戦いの様を見せます。


この床几にかかったままでの長大な仕方話が、この頼政という曲の白眉ということでしょうね。


シテはさらに頼政の最後に話を進め、扇を敷いて「埋れ木の花咲くこともなかりしに、身のなる果はあわれなりけり」と歌を詠んで自害した様を語ります。
そしてワキに跡を弔ってほしいと頼みつつ扇の芝の草の陰に姿を消したと留になります。
(75分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)

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