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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鎌腹 山本則俊(金春会定期能)

大藏流 国立能楽堂 2007.10.7
 シテ 山本則俊
  アド 山本則重 若松隆


狂言上下姿のシテの男「太郎」が、鎌をつけた棒を持った女に追われて、誰か止めてくれと逃げながら登場し、後から長上下姿の仲裁人が出てきます。


狂言にしても、やけに騒々しい幕開きですが、男は逃げながら舞台を一回りして一ノ松あたりへ。女はワキ座へ立ち、仲裁人が正中へ進みます。
女は太郎の女房で、太郎が夜泊まり日泊まりして家に帰って来ず、今日はたまたま帰ってきたので山へ薪を取りに行けと言ったが行かないと言う。何の役にも立たないので棒を持って追うのだ、と言いつのります。
則重さんの女房、なかなかに似合っております。


さて女房の話を聞いた仲裁人は、次に太郎の言い分を聞きます。
太郎は夜泊まり日泊まりの訳を言い、さらに山へは行かないという訳ではなく、一休みしてから行こうと思ったのだが、ともかくも棒と鎌を取ってくれれば薪取りに行くと言い、仲裁人はこの太郎の言い分を伝えて女房から棒と鎌を受け取り太郎に渡します。


女房は太郎に対してさらに「早く行け」などと言いつのりますが、仲裁人が「ウチへ入って休め」とこれをなだめつつ、女房・仲裁人が中入りします。
女房と仲裁人は、橋掛りに立っている太郎の前を通り過ぎていく形になりますが、太郎が腰を引いてこれを避ける形がなかなか面白いところ。
山本家の狂言は発声が独特で、台詞も写実的な感じではなく様式的な感が強いのですが、逆にちょっとした所作が妙に写実的で興味深いものだったりしますね。


騒々しい幕開きから一転して、今度はシテ太郎の一人芝居となります。太郎がどうするのか、このつづきはまた明日に

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