能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

芭蕉のつづき

僧が法華経の読誦を始めると次第の囃子で前シテが登場。この囃子がまた秋の深さ、淋しさを感じさせるような雰囲気。
無紅唐織着流しの里女ですが、秋の草花をあしらった文様で、左手には緑の葉の付いた小枝を持っての登場です。小面を使って若い女にする演出もあるようですが、ここは中年の女の方が流れとしてはスムーズな感じがしますね。


シテは次第を謡った後、正面を向いてサシから下歌、上歌と山里の秋のさびしさを謡い、下居して手に持った小枝を置き、立ち上がります。
安明さんのぼわーっと謡に入っていく独特の謡い方が、秋風の吹くような不思議な感じを出して曲調にあっているように思います。


秋風の吹く夜、現れた女にワキ僧が声をかけます。女は法華読誦の声に花を捧げて礼をなし、結縁のため草庵に入れてほしいと言います。


僧は結縁は良いとしても、女人を庵室に入れることはできないと一度は断りますが、この小水の地に住む者であり他生の縁もあろうかと、女にさらに求められて庵の中に招じ入れます。


ワキは経典の巻物を広げて読誦の様子。シテは法華経読誦を聞くうちに、女人、草木の類まで悉く成仏とは有り難いと薬草喩品をめぐってワキと語り合いますが、その仏法を解する様子にワキは驚き、シテは芭蕉の精であることを暗示しながら中入りとなります。
このつづきはまた明日に

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/594-eaa67146

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-11 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad