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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

天鼓さらにつづき

アイはシテを幕まで送り込むと、常座に戻ってこれまでの経緯を語り、ワキに報告。さらにワキに命じられて、管弦講の役者に参るようにと触れをして下がります。


ワキの謡で管弦講が行われる様が謡われると、一声で後シテの出になります。
シテは黒頭の童子姿、半切に唐織壺折のきらびやかな衣装です。
後シテはサラサラとした謡で、前場の老人との対比が感じられるところ。前場は老人の悲しみを強調したゆっくりとした展開で、中入りまでで55分かかっていますが、それだけにこの変化で、余計に後場の明るさが強調される感じがします。


登場したシテは管弦講の弔いにより浮かばれたと喜び、さらに鼓を打てと勅使の命を受けて鞨鼓台に寄って打つ形。「うれしやさては勅諚ぞり、夕日かがやく玉座のあたり」とシテは一畳台に上り、手に持った唐扇を置いて撥を取り「同じく打つなり天の鼓」と大鼓、小鼓に合わせるように、三つほど鼓を打つ形を見せます。


地謡のうちに撥を置き、一畳台の後の端の方に立って答拝から楽へと入ります。


天鼓の楽は通常は太鼓が入りませんが、盤渉の小書のため太鼓が入り、さらに調子も盤渉に上がって晴れやかな感じ。
ああ、山井さんの舞はいつ見ても本当に優雅だなあと、しみじみ思った次第です。


楽を舞い上げると、仕舞でも良く取り上げられるキリの部分。「面白や時もげに」から中ノリの歯切れの良い詞章に、シテは舞い、戯れ、幻とこそなりにけれで立って留拍子をふみます。
(95分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)

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