能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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班女 見越文夫(東京金剛会)

金剛流 国立能楽堂 2007.11.17
 シテ 見越文夫、ワキ 安田登
  アイ 三宅右矩
   大鼓 亀井実、小鼓 幸信吾
   笛 槻宅聡

九月の宝生流、波吉さんのシテで拝見してまだ時日が経っていませんが、今回は金剛流。とは言っても、ワキは前回と同じ下掛り宝生流で、アイも和泉流ですのでそんなに大きな違いはありません。

まずアイ野上の宿の長が登場してきます。吉田の少将と契って以来、取り交わした扇を眺めてばかりいる花子を追い出してしまおうと考えます。
実は私の勘違いかも知れませんが、本来は「扇を眺めてばかりいるので(我が身を扇にたとえた詩を作った班女にちなんで)班女と皆が呼ぶようになった」と記憶していたのですが、右矩さんのアイは「子細あって花子を班女という」と述べた後に、吉田の少将と扇を取り交わした話が続いたように聞きました。・・・聞き違いですかねえ・・・

さて常座で名のったアイは橋掛りに向かい、花子を呼び出すわけですが、先日の高澤さんは一ノ松あたりまで橋掛りに入ったように記憶していますが、右矩さんは後座と橋掛りの境目あたりで呼び掛けました。シテの花子は登場しても大変ゆっくりした運びでなかなか橋掛りを進んできません。

高澤祐介さんは右矩さんと一緒に狂言をやっておられるくらいなので、基本的には同じ演出で、シテ花子が三ノ松あたりまで出ると、散々に厳しい言葉を発しますが、その後は舞台に戻ってシテが舞台に入るのを待つ形になります。
大藏流だと、登場したシテのところまでおもむいて、やれ早く歩めなどと言いつのる形。善竹十郎さんのアイで拝見したときはこの形でした。

ようやくシテが大小前に着座すると、アイは追放すると言い捨て、扇を取り上げて打ち付けるように舞台に置いて退場してしまいます。残されたシテはサシで我が身の悲しみを謡い、地謡で立ち上がってシオリ、中入りとなります。短い前場ですが、緊張感のあるところ。
さてこのつづきはまた明日に
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