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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鈍太郎のつづき

シテは笛座に向かい、今度は上京の女の内に向かって鈍太郎が戻ったと声をかけます。
しかしこちらの女も座ったままで、鈍太郎を偽物と決めつけたのか、こちらは「長刀使い」を男に持ったと言います。

怒った鈍太郎は、戸を開けよとワキ柱の方を戸として叩きますが、上京の女は正妻同様に、長刀使いに外の男を「長刀に乗せて下されいのう」とけしかける風に大声を出します。
再び逃げ出した鈍太郎、常座まで来て長刀使いを討ち果たそうと思い直し「南無三宝」と刀に手をかけ、ワキ柱に向かって寄っていきます。が、ふとここで思い止まり「これを菩提の種として、髻を切り、かくやに入って後世を願おう」と元結いを切るしぐさをし、しみじみと思いに沈んで中入りとなります。

さて女二人は立ち上がり、ふたりとも同じ口調で、夜前「鈍太郎」といって来た人がいたのを、さだめし近所の若い衆が嬲るのであろうと思って、色々と荒いことを言って追い返してしまったが、今朝聞いてみれば本物の鈍太郎だった様子で、大変残念なことをしてしまったと語ります。

そして下京の正妻は、鈍太郎はきっと上京の女の処へ向かったのだろうと、自分も上京へ行くことにし、一方の上京の女も、きっと鈍太郎は下京に向かったのだろうと、自分も下京へと行くことにして、舞台中央でちょうど出会います。

正妻は「こなたは上京のではござらぬか」と声をかけ、上京の女は「そう仰せらるるは鈍太郎殿のかみ様ではござりませぬか」と、かねがね見知った様子で昨夜からのことを話し合い、出家した鈍太郎がこのあたりを通るかもしれないと、大小前に二人して座し、鈍太郎の出を待つ形になります。
さてこのつづきはもう一日、明日につづきます

リンクはページ左上にまとめてありますが、こちらからもどうぞ
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