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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鐘の音 山本則孝(円満井会定例能)

大藏流 矢来能楽堂 2007.11.23
 シテ 山本則孝
  アド 山本則秀、遠藤博義

鐘の音は、このブログでは和泉流野村萬さんのシテと、大藏流大藏彌太郎さんのシテの際の鑑賞記を載せていますが、もちろん同じ大藏流なので彌太郎さんのときと基本形は同じです。が、そこはそれ家の違いもあって微妙に印象は違います。

まずはアドの主人、シテ太郎冠者、仲裁人の三人が登場してきますが、これは彌太郎さんの時と同じ。
主人が常座で名のり、息子の成人の祝いに太刀を黄金の熨斗附けにして差させようと思うと言い、太郎冠者を鎌倉に行かせ付け金の値を聞いてこさせようと言って、ワキ座へ動きつつ太郎冠者を呼び出します。

言い付けられた太郎冠者は出掛ける前に「つき鐘」の音(ネ)が何の役に立つのか、といぶかる形になっていますが、これは彌太郎さんの時と同じですね。
そしてどの寺から参ろうぞ、と考えまずは「五大堂が入り口でござった」と五大堂の鐘の音を聞きに行きます。

正を見廻して撞楼を探し目付柱を撞楼に見立てて鐘を撞くことにします。
五大堂、次が寿福寺、三番目が極楽寺で最後が建長寺と基本は彌太郎さんと同じですが、五大堂の鐘の音を則孝さんは「やっとなガーン」もひとつ「やっとなガーン」と表して「破鐘じゃ」と表現。彌太郎さんの時は「グワン」という音で表していました。
以前書いたように、和泉流だとそもそも寺の名前も音も違ってきますね。

次の寿福寺に向かい撞楼を探して、目付柱を撞楼に見立て「撞木が結い付けてある」と、礫を撃って鐘の音を聞くのも彌太郎さんと同じです。
さてこのつづきはまた明日に

リンクはページ左上にまとめてありますが、こちらからもどうぞ
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