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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

夢てふものは 茂山千之丞/茂山忠三郎(特別企画公演)

新作狂言 国立能楽堂 2007.12.12
 黍団子売り 茂山千之丞、吉備真備 茂山忠三郎
  夢合せ 茂山あきら
  太郎の君 野村小三郎、下道真備 茂山良暢

新作狂言ということで興味深く拝見しました。題材は宇治拾遺物語の巻十三にある「夢買ふ人の事」の話で森田流笛方の帆足正規さんが狂言化し、黍団子売りとしても登場する茂山千之丞さんが演出しています。

宇治拾遺は随分以前に読んだので、残念ながらこの「夢買人事」は覚えていませんでして、出掛ける前に念のため読み返して行ったのですが・・・うーん覚えてないなあ。能楽堂で買ったパンフレットにも丁寧にこの「夢買ふ人の事」が掲載されていましたが・・・
ともかくも吉備真備が夢を買って立身出世したという話です。もっとも宇治拾遺では備中国の郡司子「ひのきまき人(ひきのまき人とも)」です。

さて舞台はまず太郎の君の野村小三郎さんと下道真備の茂山良暢さんが静かに登場して、太郎の君がちょうど目付柱と笛柱を結んだ線上の目付柱寄りに座し、その後に下道真備が座す形になりました。
なんだか二人とも目を閉じている様子で、どうしたことかと見ていると後見が作り物の舟を持ち出してきて、二人の上から被せるようにして置き、ちょうど二人が舟に乗ったような具合。舟は骨組みだけではなく、引廻しのような布がかけられていささか立派な感じです。
すると切戸口から黒髭の男が登場し「さてこれでよかろう」などと言いながら、舟の後に乗り込みました。

こんな形で始まる狂言は、確かにこれまで観たことがありません。という訳で、このつづきはまた後ほど・・・
ところでこの狂言を観た12日、小三郎さんの父上である十二世野村又三郎さんが亡くなりました。そんなこととはつゆ知らず楽しく狂言を拝見しましたが・・・ご冥福をお祈りします。
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