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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

夢てふものはのつづき

準備が整うと真ん中の男「下道真備」が、備中国の国司の世継ぎ太郎君が唐土へ出立すると述べて、船出となります。
といってももちろん船中の一同はそのままで、前の二人が座ったまま、舟頭が漕ぐ形をとるだけですね。

太郎の君と下道真備の珍妙な問答が狂言らしさを出していますが、一方、舟頭はなんだか民謡のような舟歌を歌って漕ぎ続けます。普通ならなにかの謡、小歌を謡うところでしょうけれど、どう聞いても民謡風。

さてそのうちに舟が大揺れになります。
乗った二人が右に左に大きく体を揺らして舟の揺れを表現。唐土へ渡る途中で嵐に遭ったということでしょうが、そんな大騒ぎの中で夕餉の支度が出来たなどというやり取りでまた笑わせるところ。

散々舟が大揺れの騒ぎの後に、舟頭が二人にともかくも眠った方がよいと呼び掛け、太郎の君と下道真備は寝入る形になります。この間に舟頭は笛座前に下がって物着。身に着けていた舟頭の装束を外し、神官のような形になります。
また後見が出て舟を片付けると、二人が目を覚ましますが、臆病な太郎の君は目が覚めても一騒ぎ。しかし何やら様子が違うことに気付きます。

下道真備が「太郎の君がうち続き妙な夢を見るので、吉備津の宮の門前に夢合わせをする者のところにやって来た」という状況を説明して、観客も「なるほど」となった次第。
いわゆる狂言としては、通常用いない手法で前半が展開した感じです。

夢合わせが、太郎の君の夢を判じて、唐土へ渡って勉学に励めば立身出世の正夢と説明しますが、太郎の君は船旅で恐ろしい目に遭うのも嫌だし、勉学も嫌だというので、この夢を下道真備が変わって取ることになって、二人の相談が出来、切戸口から退場します。
もう一日つづきます

リンクはページ左上にまとめてありますが、こちらからもどうぞ
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