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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

謡の話・・・語、キリ

昨年11月に、謡の部分毎の解説をしようとして上歌と一声について書きましたが、その後、またまた鑑賞記を続けていたので間が開いてしまいました。
ちょうど観能もちょっと間があきそうなので、前回からの続きということで、また謡の部分の解説を書いてみようと思います。

語(カタリ):物語の略と言われていますが、事件や伝説などをシテ、ワキ、ツレなどが改まった口調で物語る部分を言います。例えば、屋島や実盛、朝長(このあたりは皆修羅能ですね)などや大原御幸などではシテの「語」があります。またワキの「語」としては道成寺や隅田川など。ツレの「語」は私は放下僧しか存じませんが、外にあるかもしれません。
シテの語は後半では節がついていますが、ワキは全体が詞で節はつきませんね。ツレが語をする放下僧はワキと同様、最後まで詞になっています。
いずれにしても、緩急をつけたり、抑揚を効かせたり、聞かせどころとして演じられます。

キリ(切):一曲の最後の部分を言います。そう言う意味では、どんな曲も最後はキリということになってしまいます。羽衣のように、仕舞でクセの部分と最後の部分が取り上げられるような場合、区別のために羽衣クセ、羽衣キリといった表記がされます。田村なども同様ですね。
ただし少なくとも観世流大成版謡本では、一曲の最後の部分が大ノリや中ノリの場合は「キリ」という表記をしていません。羽衣の場合は大ノリなので「ノル」と書いてあるだけですし、田村は中ノリ地なので特段の表記はありません。(宝生流の羽衣には「キリ」の表記がありますが・・・)
キリと表記されているのは平ノリで、地謡がそれ以前の部分と一区切りつけて謡う場合ということのようです。

リンクはページ左上にまとめてありますが、こちらからもどうぞ
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