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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

謡の話・・・待謡、道行

またまたつづきます。本日は道謡と道行。形式からいうとどちらも上歌で、こうした区分を書かない場合もあるようなのですが、一応、触れておきたいと思います。

待謡(マチウタイ):ワキが後シテの出を待つ時に謡う上歌を言います。すべての複式能にある訳ではありませんが、シテの中入りの後にアイが登場し、ワキとの問答でシテの性格が語られ、それでは「なおも奇特を見よう」とワキがシテの出を待つという一連のつながりの中で謡われる訳です。ワキが謡い出し、途中から囃子が加わって、後シテの登場楽へと繋がっていきます。例外としては単式能の猩々にも待謡がありますが、これはもともと猩々が前後からなる複式能だったためでしょうね。

道行:道行も多くの場合はワキが謡います。次第で登場したワキが、名ノリの後、道行で目的地に到着するというのが基本的な形。ワキは道行の最後で正面に数足出、後ろに向き直って数足戻り「着きにけり」と正面を向くのが一般的な形です。ワキツレを伴って出た場合は、向き合って道行を謡い、最後の部分でワキだけが一人の時のように動作します。ほかに、蝉丸のようにシテが旅する場面もあり、この場合は地謡が謡ってシテはこれにあわせて舞を見せる形になります。

ほかに初同(ショドウ)というのもあって、これは一曲で地謡が初めて同吟する部分ですが、基本は上歌で、待謡や道行と同じグループということになります。

リンクはページ左上にまとめてありますが、こちらからもどうぞ
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