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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

謡の話・・・ロンギ、ワカなど

本日も謡の話のつづき

ロンギ:問答の形で謡が進む部分なので、おそらくは「論議」という意味なんでしょうね。
ただし意味合いから言えばシテ・ワキの問答なのでしょうけれども、シテ・ワキが掛け合いで謡う場合ばかりではなく、地謡がワキを代弁するような形で謡う場合が少なくありません。
七五調の平ノリの謡で、中入り前に謡われる場合が多いようですが、朝長や兼平のようにキリの前に置かれる場合もあります。熊野は道行がロンギになっていますが、気の進まないままに花見へと向かう熊野の心情を謡う聞かせどころの謡です。

ワカ:三十一文字の謡が基本の形ですから「和歌」なんだろうと思いますが、必ず三十一文字の和歌の形かというとそうでもなくて、例えば江口だと「実相無漏の大海に五塵六欲の風は吹かねども」となっています。
ほとんどの場合、舞を終えた後にシテが謡う拍不合の謡で、江口のワカも字数の違いを除けばこの形。序ノ舞を舞い上げたところで、囃子が残るうちにシテがワカを謡い出すのは趣があります。
ツレが天女ノ舞を舞い上げてワカを謡うといった形もありますが、同様の趣旨でしょうね。

謡の話、一応の締めということで最後に一つ、小歌について。
小歌は以前にも書いたとおり、室町時代に流行った俗謡の小歌をそのまま取り込んだものと言われていて、能としては放下僧と花月にあります。独特の拍子当たりで面白い部分です。
また室町小歌は狂言の小歌に多大な影響を与えているようなのですが、このあたりの詳しいことは存じておりません。今後の課題ということで・・・

リンクはページ左上にまとめてありますが、こちらからもどうぞ
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