FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

六地蔵さらにつづき

シテの同類が三人登場してきます。石田さん、深田さん、高野さんとお馴染みの皆さんですが、出てきただけで面白い。

シテは早速に相談ということで、三人に六地蔵を請け負ったことを説明し、皆が地蔵の真似をして代物を受け取って逃げてしまおうと語り合います。
仲間の一人は(石田さんが演じましたが)六地蔵だというのに三人では済まないだろう、仲間を語らってこようと言いだし、探しに行こうと言います。
しかしシテはこれを止め、仲間が大勢になっては分け前が減ってしまうので、先ず三体を拝ませ、「残りの三体は」と田舎者が言ったら、別の所にあると所を変えてまた三体を拝ませようと説得します。

そして田舎者から聞いておいた通りに準備をし、ワキ座から笛座あたりにかけて面を着け錫杖などを持った三人がならび、シテは大小前に着座します。

田舎者が約束の頃合いと後見座から常座に出、三体の地蔵を見つけ目付に座して拝します。しかし六地蔵というのに三体しかないと、仏師を探すとシテが登場して正中へ。
残りはどうしたという田舎者の問いに、思いのほかに大きい仏なので、場所が狭くて一緒には置けないため撞楼堂の脇に置いてあると言い、橋掛りの方へ田舎者を案内します。

田舎者がゆっくりと歩いてくる間に、仲間三人を誘導して別の三体の印相をさせて準備しますが、三体を拝した田舎者は先の三体と見比べたい、と元のうしろ堂に戻ります。
三人は大騒ぎで元に戻りますが、だんだん印相や持ち物が怪しくなってきます。

さらに撞楼堂へ、うしろ堂へと田舎者が行き来し、最後は移動中の一行と田舎者が鉢合わせしてしまい、田舎者が追い込んで留。
新春名作狂言と銘打った会でしたが、二番とも文句なしに楽しめる曲でした。

私はこの会は初めてですが、新宿文化センター主催で開催されてきた人気ある会なんだそうで、今回はたまたま新宿文化センターが改修工事中なので文京シビックセンターで開催されたのだとか。今回は特に、野村万作さんの人間国宝認定記念と銘打った会で、楽しい晩を過ごしました。
(28分:当日の上演時間を記しておきます)
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/690-6f029a5d

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-09 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。