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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

田村 大村定(第48回式能)

喜多流 国立能楽堂 2008.2.17
 シテ 大村定
  ワキ 福王知登、アイ 大藏千太郎
   大鼓 柿原崇志、小鼓 亀井俊一
   笛 内潟慶三

昨年は中村邦生さんのシテで白田村を拝見しましたが、今回は小書無しの田村。
しかし考えてみると、ここ数年の間に観た田村は小書ありなし含めて、喜多流と金春流のみ。上掛りの田村はしばらく観ていません。たまたまではありますが、こんなこともあるんだなあというところ。

さて舞台は先ずワキ、ワキツレの登場。
次第で登場して舞台中央に向き合って次第を謡います。さらにワキの名のりから着キゼリフ。春たけなわ、桜が満開の清水寺にやってきます。道行を謡わないのは福王流のせいですかね、それともこの日の演出なのか、ちと不明ですが「頃もはや弥生半ばの春の空・・・」という道行の上歌は省略されました。
福王知登さんは茂十郎さんのご次男、まだ三十歳前の若手ワキ方ですが堂々としたもの。ワキが墨染めの衣のような薄い鼠系の水衣、一方のワキツレは青緑系の水衣で、下掛り宝生ではあまり見かけない組み合わせのような気がします。

さてワキの一行がワキ座に着座すると前シテの出となります。
一声で登場しますが、右手には箒を持った花守の童子。一ノ松で一セイ「おのづから 春の手向となりにけり 地主権現の花ざかり」と謡います。緑の水衣の下に目の覚めるような緋色の縫箔を着けています。緑と赤の対比が目に焼き付く感じです。

実は一セイの後、サシ・下歌・上歌が省略されて、いきなりワキの問いかけになりました。昨年の白田村もこの部分が省略されましたが、今回は小書無しなので、どういう理由なのかふと考えたところです。本当はこの部分のシテの謡も風情あるものなのですが・・・
このつづきはまた明日に
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