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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

嵐山 津田和忠(研究会)

観世流 観世能楽堂 2009.2.20
 シテ 津田和忠、姥 浅見重好
  子守 林宗一郎、勝手 坂口貴信
  ワキ 舘田善博、アイ 山本則孝
   大鼓 大倉栄太郎、小鼓 森澤勇司
   太鼓 梶谷英樹、笛 松田弘之

嵐山は、このブログでは昨年四月の宝生会、高橋章さんシテの鑑賞記を書いています。実はその時もアイが山本則孝さんでした。偶然とはいえ、ちょっと面白い。

それはさておき、脇能の中でも桜にちなんだ春らしい曲で、観世流では三月に配しますから、今頃の演能が多くなりますね。一昨年も二月に観ています。
桜にちなんだということで、まずは後見が桜立木台を正先に出します。宝生では石橋の牡丹のように、一畳台に桜を立てたものを出しましたが、それぞれの印象が代わりますね。
吉野の桜の種を取ったという嵐山の桜ですから、江戸時代に品種改良で出来たソメイヨシノのはずもなく、山桜なんでしょうね。作り物も八重咲きで、山桜を写したような感じです。

次第でワキ、ワキツレの登場。ワキツレは御厨さんと森常太郎さん。正中で向かい合って次第を謡います。
脇能のワキ臣下の謡って、キビキビとして私は好きです。舘田さんの謡は、やっぱり森常好さんに良く似てますよね。

名宣リの後、道行を謡った一行は、嵐山に着いたので心静かに花を眺めようとワキ座に着座します。

すると真ノ一声でシテ、前ツレの出。ツレの姥が先に立ち、杉箒を肩に担いで登場します。
シテは小格子厚板に白大口、シケの水衣で右手に萩箒を持っての登場です。宝生の時は二人とも杉箒を肩に担いでの登場でした。観世でも、シテも杉箒を持つ場合もあるようですが、萩箒と杉箒の形の方が、見たところ変化があって面白い感じがしますね。

登場したツレは一ノ松、シテが三ノ松で一セイを謡います。
このつづきはまた明日に
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